【生後4ヶ月の赤ちゃんの特徴】

生後4ヶ月になると首が座って、多くの赤ちゃんが縦抱きやおんぶが出来るようになってくると言われています。
厚生労働省の発表によると 男の子:身長60〜69 体重:5.7〜8.7kg 女の子:身長58〜67cm 体重5.4〜8.2kg 程度が目安になるそうです。
成長曲線に乗っていれば特に問題は有りませんが、曲線を超えている場合はミルクや母乳の量が多い可能性があり、曲線を下回っている場合は定期検診の際にお医者さんに確認しましょう。

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特徴

【うんち・おしっこ】うんちやおしっこは3ヶ月の頃とあまり変わりません。成長が早い赤ちゃんだと大腸や小腸といった消化器系が発達し、うんちの回数が減って1〜2日出ない赤ちゃんもいますが、体重が増加し、ご機嫌よく過ごしていれば大丈夫です。


そうはいっても赤ちゃんの腸はまだまだ未発達なため、水分の吸収力が不十分だったり、時にはちゃんと吸収されたりするため色や形、うんちのゆるさにもばらつきがあります。毎日同じ生活をしているのに何か変わった・・・と心配になる気持ちも分かりますが、体重の増加具合と赤ちゃんのご機嫌に注意して見てあげましょう。

【睡眠】この頃になると、昼夜の区別がつくようになり睡眠のリズムが安定してきます。1日の睡眠時間は12〜15時間程度の赤ちゃんが多いようです。夜まとまって寝てくれる赤ちゃんもいますが、夜の授乳が続く赤ちゃんもいます。(筆者の子はこの時期2〜3回夜中に起きてました。余談ですが生後5ヶ月以降なぜか夜起きる回数が増えることになります。。。)


これまで同様、夕方から夜にかけて部屋を暗くして静かに過ごし夜であることを教えてあげて、朝やお昼は明るいところで遊んであげましょう。
睡眠のリズムはそのまま生活のリズムに繋がります。

【授乳】母乳やミルクの回数はおおよそ1日に5〜6回くらいになってきます。ただし、母乳だけの赤ちゃんは、ミルクだけの赤ちゃんに比べると少し回数が多いようです。これまでは欲しがったらあげる、でも良かったのですが徐々に授乳間隔を決めてリズムを作れるようになると良いです。(筆者の子はこれが出来ませんでした。。欲しい時以外にあげようとしても飲まず、ぐずったら飲むというなんともマイペースな赤ちゃんでした。笑)


もし遊びのみをし始めたら「もうおしまい」などの声をかけて切り上げましょう。体重の増加が成長曲線を超えていて、もし気になるようでしたら湯冷ましや麦茶をあげると良いです。(余談になりますが、赤ちゃんのIQの発達にはママ・パパがどのくらいに赤ちゃんに話しかけているか、が重要になるそうです。こちらについては別の記事で紹介したいと思います。)

身体的成長

【首すわり】この頃になると多くの赤ちゃんが首がすわり始めます。それに伴い、縦抱きやうつ伏せが出来るようになります。うつ伏せにすると自分で体を持ち上げようとしたり、近くにあるおもちゃに手を伸ばしたりします。原色系のおもちゃや音が出るおもちゃを与えると、自分で掴んで遊ぶ子も出てきます。

【よだれ】この頃になると唾液腺が発達してよだれが多く生成されるようになります。縦抱きで抱っこしたり、うつ伏せにしたり、あるいは仰向けにしていても自分で横向きになった時などに口から漏れて、気がつけば洋服がビショビショなんてことも。

洋服の着せ替えやお洗濯は大変なので、よだれかけ(スタイ)をつけてあげると良いです。(筆者の子はよだれがすごかったです。笑 プレイマットの上に寝かせておくとそこらへんよだれまみれ。笑 こまめに拭いてあげていた記憶があります。)

【視力の発達】生後4ヶ月の赤ちゃんの視力はだいたい0.04前後と言われています。この時期からものを立体的に捉えられるようになったり、遠近感をつかめるようになってきます。

また動くものを目で追う「追視」の範囲を広がってきます。ここから2.5歳までの期間で赤ちゃんの認識能力が大きく発達していきますので色んなものを見せたり触らせてあげましょう。

【寝返り】早い子だと寝返りが始まります。そうはいってもまだまだしない子もいます。(筆者の子は全くしてませんでした。)もし寝返りをするようになったら乳幼児突然死症候群(寝ている間に突然赤ちゃんが亡くなってしまう現象です。うつ伏せ寝の方が発症率が高いことが知られています。)には特に気をつけましょう。

心の成長

遊んであげると笑うだけではなく手足をバタバタさせたり、逆に不満があると体をのけぞらせたりギャーギャー騒いだりします。声だけでなく、体全体で表現するようになります。


また、この頃から好奇心旺盛になり手が届くものはなんでも口に入れるようになります。この時、赤ちゃんが手にとったものが危ないものや・大事なものでなければそのまま様子を見るようにしましょう。赤ちゃんは自分の手で握り、それを口に入れたりすることで物を認識します。

パパママ遊びと一人遊び

1人で床やマットの上に置いておくと、キョロキョロしたり周りのものを掴んで1人で遊んだりし始めます。特に危険な様子がなければ一人遊びを見守ってあげましょう。
一方、ママ・パパを見つけるとウーウー声を出して、私と遊べ!と主張するようになります。


追視の範囲が広がってくるので、赤ちゃんに声をかけながら安全なおもちゃなどで遊んであげましょう。(筆者は、手でちょうちょを作って目の前でパタパタ動かしてあげてました。興味深そうに目で追う姿がとてもかわいかったです。)
もし首が完全にすわっていたら、高く持ち上げてあげたり、ゆっくりと飛行機遊びなどをしてあげると赤ちゃんも喜びます。

ママ・パパへ

このくらいの時期からの赤ちゃんとの接し方を調べると、「生活のリズムを作る」「規則正しい時間で過ごさせる」「毎日同じ時間に同じことをする」といった内容の記事を多く見かけます。これは筆者の個人的な主観ですが、まず無理です。


決まった時間に起きてくれないし、決まった時間に寝てくれないし、母乳をあげても飲んでくれないし、昼寝の時間はバラバラだし、とにかく思うようにいきませんでした。
この時に、どうして上手くいかないんだろう・・私達の育児方法が間違っているんだ・・と考えると育児がつまらなく、退屈でストレスなものになってしまいます。


賛否両論あるとは思いますが、筆者は完璧にこなせなくて良いと思います。赤ちゃんなんて個人差があって当たり前の生き物で一人前に成長するまでは思うようにはいきません。
こんな感じになっちゃったけど、まぁしょうがいなか!!くらいに考えてママ・パパが楽しみながら育児が出来ることが何より重要です。

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