生後6ヶ月ころには、表情も豊かに、動きも活発になってきます。人見知りや、場所見知りを発揮する赤ちゃんも。
厚生労働省の発表によると 男の子:身長63〜72cm 体重6.4〜9.6kg 女の子:身長61〜70cm 体重6.1〜9.1kg 程度が目安になるそうです。
特徴
【うんち】離乳食を良く食べる子だとペースト状のネットリしたうんちをするようになります。(母乳やミルクの状況にも左右されるので多少水っぽくても大丈夫です。)
また、立派な大人のうんちと同じ匂いがします。笑 こちらもペース良く、ご機嫌良く出していれば特に気にする必要はありません。
(筆者の子は、1日に1回、もしくは2日に1回くらいでした。おむつ替えるよーと言いながら横にするとキャッキャしていたのを覚えてます。笑)
【睡眠】この時期の赤ちゃんは1日に12〜16時間寝ることが多いようです。
ミルクに比べると母乳の赤ちゃんの方が夜中に目をさますことが多いそう。生活のリズムが出来ている赤ちゃんの中にはまとまって寝てくれる子もいますが、まだまだ個人差が大きいです。
夜中に何回も起きたり、お昼寝が少なかったりしても大丈夫。体重の増加と普段のご機嫌を気にしてあげれば十分です。
【授乳】多くの赤ちゃんが離乳食が始まっている時期だと思います。授乳は離乳食を食べさせた後、欲しがるだけあげてください。
この時期は離乳食を食べさせはしますが、栄養の90%以上は母乳やミルクから摂取します。離乳食を食べてくれないと不安になったり、時にはイライラしたりしますが、あまり気にしないようにしましょう。
ちなみに、離乳食は赤ちゃんが疲れて無く、お腹が空いているタイミングが良いです。今日食べてくれなかったモノを、次の機会には完食するなんてこともザラです。家の中が汚れることもありますが、今しかない特徴を楽しみましょう。
離乳食
早い赤ちゃんだとこの時期から離乳食が始まります。離乳食には4つのステージがあります。
ゴックン期(初期)・・・10倍がゆなど口に運ばれたものをゴックンと飲み込む練習をする時期。なめらかにすり潰された状態のもの。
モグモグ期(中期)・・・上手に飲み込めるようになったら。これまでよりも少し粗く潰して絹ごし豆腐くらいの固さに。赤ちゃんが舌で潰せるように。
カミカミ期(後期)・・・奥の歯茎を使ってものを噛む練習。3回食になって生活のリズムがより大人に近づく頃。食べ物は5〜7mmくらいに。繊維が多いものもチャレンジ。
パクパク期(完了期)・・特に気にせずに色々な食材を食べられるように。栄養のほとんどを離乳食から摂取。
それぞれのステージで食べさせたいもの・気をつけることは別記事で紹介します。
熊手つかみ
体が成長して自分で少し動けるようになると、手の届くものを掴むようになります。
この時期の手のひら全体で物をつかむ握り方が「熊手つかみ」です。まだ一本一本の細かい指の動きは自分でコントロール出来ないので、手を認識して動かします。
また片方の手で持っていたおもちゃを逆の手に持ち替えたりするようになります。
色々なものを触ることは赤ちゃんの成長に非常に重要です。いろんな物を触らせてあげましょう。
乳歯
生後6ヶ月〜8ヶ月ころになると乳歯が生えてきます。通常は下の前歯が2本、次に上の前歯が2本生えてきます。
ただし、歯の生え方・順番・生える時期などは赤ちゃんの睡眠と同じく個人差が大きいです。もし教科書どおりの歯の生え方や時期ではなかったとしても問題はありませんので、長い目で見てあげましょう。
この時期はまだ歯磨きの必要がないことが多いです。ただ歯はどんどん生えてきます。今のうちから口の周りに触れられることの抵抗感を無くしておけば歯磨きがスムーズに初められます。
ずりばい
はいはいの一歩手前として、うつぶせの状態でお腹を床につけたまま体を引きずるように這うことを「ずりばい」と呼びます。(ほふく前進のようなイメージです。)
首がすわって、うつぶせや寝返りを自分で問題なく出来るようになると、ずりばいをする子が増えるようです。
ちなみに、ずりばいは必ず必要なステップというわけではありません。中にはずりばいを飛ばして、おすわりやハイハイに進む赤ちゃんもいます。(筆者の子もここを飛ばしました。)なので出来なくても問題はありません。
一生で一番弱い時期
赤ちゃんはお母さんから抗体をもらって生まれてきます。生まれてからしばらくの間はこの抗体があるので、赤ちゃんは病気や風邪にかかりづらいです。
ただし、生後6ヶ月ころになるとこれが無くなり「人生で最も抗体が少なくなる時期」と呼ばれる時期に入ります。
赤ちゃんは大人に比べると身体的機能も弱いので、風邪にかかると一気に熱が出たりします。
流行り風邪や冬場のインフルエンザ等には特に気をつけるようにしましょう。