生後7ヶ月になると、自我が強くなってくる赤ちゃんがいます。寝返りしたいのに出来ない、座りたいのに寝転がっているなど、思い通りにいかないとグズります。まだおしゃべりが出来ないので体で表現するのです。
厚生労働省の発表によると 男の子:身長65〜74cm 体重6.7〜9.9kg 女の子:身長63〜72cm 体重6.3〜9.4kg 程度が目安になるそうです。
もちろん上記に当てはまらなくても大丈夫。著しく成長曲線を外れている場合はお医者さんに相談しましょう。
特徴
【うんち】離乳食が始まっている赤ちゃんはこれまでと大きな違いはありません。1日に1回の赤ちゃんもいれば、2日に1回の赤ちゃんもいます。(もちろん1日に2回のあかちゃんも。)
重要なのはリズム良くうんちが出ているかどうかです。他の赤ちゃんと比べてうんちの頻度が少なくても、リズム良くうんちが出て赤ちゃんのご機嫌が良ければ大丈夫。
ますます大人のうんちに近づいてきて、オムツの交換の時にはうっ・・となることもあると思います。笑 でもこれも成長の証。「たくさん出たね!」などの声をかけてオムツ交換してあげて下さい。
気をつけてほしいのは、うんちが緩い場合です。あまりにも水っぽい場合は赤ちゃんの消化器系に何か影響が出ている場合があるのでお医者さんに相談しましょう。
(一度、この時期のオムツ交換のときに、「くさ〜〜っ」と嫌そうな顔をしてうちの赤ちゃんを泣かせてしまったことがありました。旦那に「うんちをすることにネガティブになったら困るから」と言われて、それからは笑顔で対応するようにしました。笑)
【睡眠】この頃の赤ちゃんは1日に合計12〜16時間ほど眠ります。お昼寝は1日に2〜3回程度の赤ちゃんが多いようです。
赤ちゃんが寝るようでしたら寝させてあげて大丈夫。ただ、日中に寝かせすぎると夜寝ない場合があるそうです。個人差のあるトピックですので自分の赤ちゃんがどのくらいの睡眠量なら夜に支障がないのか、確認しながら実践してみましょう。
(ちなみに筆者の赤ちゃんは家でお昼寝をすると30分で起きてました。でも車に乗せて走るとグッスリ、1時間でも2時間でも寝てました。笑)
【授乳】可能であれば授乳のスケジュールを時間どおりに行えるようにしましょう。
赤ちゃんがグズりだしたら、ではなく4時間に一回とか3時間に一回とか。1日に4〜5回、3〜4時間おきに200ml前後をあげられると良いようです。
中には一回あたりの授乳量が増えて回数が減る赤ちゃんもいますし、これよりも回数多く一回あたりの授乳量が少ない赤ちゃんもいます。(筆者の赤ちゃんは1回に140mlくらいしか飲んでくれなかったので、回数は少し多かった気がします。)
離乳食のバランス
6ヶ月頃から離乳食が始まっている赤ちゃんは、この時期になると離乳食から摂る栄養が10〜30%程度になると言われています。
(この時期から離乳食を始める赤ちゃんは、こちらの記事もご覧ください。)
離乳食から摂る栄養が増えるのでバランスを意識してあげると良いでしょう。
(脂肪分の少ない鶏肉やまぐろなどの赤身、納豆など。)
よく、この時期には1日2回の離乳食をあげましょう、といった記事をよく見かけますが特に気にする必要はありません。
最初から離乳食に抵抗の無い赤ちゃんもいれば、スプーンを嫌がる赤ちゃんもいます。1回にたくさん食べてくれる赤ちゃんもいれば、本当に少ししか食べてくれない赤ちゃんもいます。
睡眠同様、個人差が大きいトピックですのでゆっくり進めてあげれば大丈夫です。
人見知り・場所見知り
人見知りや場所見知りが始まる赤ちゃんが増えてきます。場所見知りとはその名の通り、知らない場所や慣れてない場所に行くと泣いてしまうことを指します。
(筆者の体感だと場所見知りの赤ちゃんはそこまで多くない気がします。人見知りの赤ちゃんは多いです。笑)
大きくなるにつれて、少しづつ人見知り・場所見知りが解消されていくケースもありますが、これも赤ちゃんの個人差が大きいです。
以前に赤ちゃんが人見知りしなくなるように、赤ちゃんを知り合いに抱っこさせた時に泣いてもそのまましばらく抱っこさせているというママさんにお会いした事があります。
赤ちゃんは抱っこされることで安心感と愛情を覚えます。この時、よく知らない人に抱っこされるのが嫌で泣いているのに、ママ・パパが助けてくれないと赤ちゃんが認識してしまうと、愛情形成に良くないと言われています。
小さいうちは十分に赤ちゃんを甘えさせてあげましょう。
自己主張
両手で自分のことを支えたり、あるいは支えなくても少しの間なら背筋を伸ばして座れるようになります。
目の前におもちゃを置くと自分でそれを取ろうとしたり、ママ・パパが手に持っているものに関心を示して、自分にも触らせろー!と言わんばかりの主張をしたりすることも。
赤ちゃん用のおもちゃよりもママ・パパが持っているものに興味関心を示すことが多いようです。
赤ちゃんが欲しがったら渡してあげて(赤ちゃんが手にしても安全なモノに限ります。)上手に持てたら褒めてあげましょう。
この時期には、ママ・パパの言葉遣いのトーンや強弱に反応する子もいます。
ママ・パパが喜んでいると自分も嬉しくなって笑ったり、逆に声を荒げると泣き始めたり。
大人にとっては小さな事ですが赤ちゃんにとっては発見だらけの毎日です。