ドーマンメソッドって何?これを読めば全てが分かる!

※ドーマンメソッドは米国の小児科学会や神経学会で否定されています。
※本記事はドーマンメソッドの紹介であり、推奨するものではありません。

ドーマンメソッドとは、乳幼児の5感を刺激して脳の発達を促進する手法のことです。本記事では、ドーマンメソッドを自宅で取り入れる方法を詳しくご紹介します。

できるだけ幼いうちから、しっかりした教育を受けさせ、子どもの将来に期待を持ちたいという保護者の方はたくさんいるでしょう。

ドーマンメソッドは元々は脳障害がある児童向けに開発された教育手法。今回は、ドーマンメソッドを家庭に取り入れて、子どもの将来性を引き出す方法を紹介します。

目次

ドーマンメソッドとは

ドーマンメソッドとは、アメリカのグレン・ドーマン博士が考案した脳障害の児童を救うための手法のことです。

元々は、脳に障害がある児童のために研究・開発された手法ですが、現在では、健常児童にもそのメソッドは適用され、乳幼児教育に役立っています。

ドーマンメソッドは五感をフルに活用して脳に刺激を与えていく教育手法です。0歳から6歳までの乳幼児にはたくさん刺激を与えて、脳を活性化させていき、脳の発達を促進していきましょう。

ドーマンメソッドでは、0歳のうちから計算や文字、言葉を教えたり運動をしていくことで、脳が発達した子どもに成長できるといわれています。

ドーマンメソッドの特徴

ドーマンメソッドの特徴には以下の3つの特徴があります。

・0歳から6歳までに手法を取り入れていく
・言葉や計算を通して脳に刺激を与えていく
・運動を取り入れて、脳に刺激を与える

ドーマンメソッドでは、0歳のうちから脳に刺激をたくさん与えてあげるべきだと考えられています。そして脳の発達の80%は、6歳までに完結するとも考えられているのです。

そのため、ドーマンメソッドは新生児から、6歳までの間に適用していかなければいけない特徴があります。また、言語や、文字、数字などを使って脳に刺激を与えていきます。

ドッツカードと呼ばれるカードやフラッシュカードなどを用いていくこともドーマンメソッドの特徴です。また、ドーマンメソッドの大きな特徴は0歳のうちから雲梯(うんてい)などの器具を用いて体を動かしていくこと。

運動も脳に刺激を与えて、健やかな体づくりにも役立つと考えられています。

ドーマンメソッドの4つのメリットと効果

ドーマンメソッドのメリットと効果は以下の通りです。

・理解力や判断力を備えることができる
・子どもの好奇心を育む
・脳の処理層度が速くなる
・良好な親子関係を構築できる

ドッツカードなどを取り入れることによって、子どもの理解力や判断力は幼いうちから備わるといわれています。また、さまざまなことにチャレンジし、五感を刺激することから、子どもの好奇心が育まれるのです。

早期から脳に刺激を与えていくので、脳の処理速度が速くなるともいわれています。

また、ドーマンメソッドでは、水泳や雲梯などを積極的に取り入れていくため、親子で一緒にチャレンジしていくことから、成長しても良好な親子関係を構築できると考えられているのです。

ドーマンメソッドの注意点

ドーマンメソッドにはいくつかの注意点があります。注意点に留意しながらドーマンメソッドは取り入れてくださいね。

・全ての手法を自宅に取り入れるのは難しい
・科学的な根拠のないメソッドである
・日本のドーマン研究所は現在稼働していない

ドーマンメソッドの本などで学んだ方にはわかると思いますが、ドーマンメソッドでは実にさまざまな手法を紹介しています。中には自宅に雲梯を取り入れる、毎日スイミングを行うなど、困難なケースもたくさんあります。

それら全てを取り入れようと考えると、広大な敷地や費用がかかる可能性も。五感を通して脳に刺激を与えられれば良いので、困難なものは取り入れずに代用していけばいいのです。

同様に、ドーマンメソッドの運動には0歳には難しい・危険と感じる手法もいくつか紹介されています。難しいことを無理に取り入れて子どもを危険に晒さないように注意しましょう。また、ドーマンメソッドは科学的な根拠がない教育手法です。

あくまでもドーマン研究所が独自の研究の成果として効果を実感している手法。盲信しすぎて、「子どもが頭良くならなかった」「子どもの発達障害が改善しない」と感じるケースも少なくはありません。

根拠のない手法であることを覚えておきましょう。

※現在ドーマン研究所のホームページは更新されておらず、日本担当者への連絡もつきません。(コソラシ調べ)Facebookも閉鎖されていますのでご注意ください。

ドーマンメソッドの対象年齢と年齢別の教育方法

<ドーマンメソッドの年齢別教育方法>

《胎児》
・たくさん話しかける
・絵本の読み聞かせ

《0歳》
・ドッツカード
・腹這いにして運動する
・水遊びをする
・音楽を学習に取り入れる

《1歳》
・ドッツカード
・雲梯にチャレンジ
・手足を使う運動をする(金魚体操)
・危ないを教える

《2歳》
・ドッツカード
・ハサミを使う
・雲梯をする
・スイミング
・パズル

《3歳》
・ドッツカード
・日常の算数を教える
・アスレチックを取り入れる
・文字のフラッシュカード

《4歳》
・ドッツカード
・算数で簡単な計算を取り入れる
・アスレチックを取り入れる
・文章を教える

《5.6歳》
・ドッツカード
・算数の計算
・器械体操を取り入れる
・文章の読み書き

ドーマンメソッドでは、年齢別に具体的にできることは異なりますが、その基本は五感を使うことです。ドーマンメソッドでは、「危ない」を教えることは大切なこと。

具体的には、熱いお湯をボウルに入れて、ボウルを触らせ「熱い」という感覚を覚えてもらうのです。そして熱い=危ないだよ、と教えることで「危ない」が何かを子どもは知ることができます。

家庭に求められるもの・できること

ドーマンメソッドでは、できるだけ親が子どもにふれあい五感を刺激してあげてください。赤ちゃんの頃から運動を取り入れ、ベビーマッサージやベビー体操を取り入れていきましょう。

心の落ち着く音楽を取り入れたり、ドッツカードを取り入れて、感覚で数字を覚えていってもらうことも有効手段。年齢とともに文字のフラッシュカードも取り入れていきましょう。

まずは家庭でできることを書籍などで学び、できることから取り入れていきましょう。

《家庭でドーマンメソッドを取り入れる場合》
家庭で取り入れていくなら通信教育か、教材を取り入れていきましょう。

まずは、ドーマンメソッドを学ぶための書籍から検討してはいかがでしょうか?書籍は在庫のないものが多いですが、中古品ならおおよそ300円から、新品でも3,500円程度で手に入ります。
ドッツカードフラッシュカードはおおよそ4,000円〜8,000円で手に入ります。

最後に

ドーマンメソッドは0歳から6歳までに取り入れていく幼児教育手法です。五感に刺激を与えて、脳を活性化させる手法。

さまざまな幼児教育がありますが、ドーマンメソッドは脳に焦点をあてて、乳児のうちから運動を取り入れていくことが特徴です。算数や文字などの勉強を感覚で0歳のうちから取り入れていくことも大きな特徴といえるでしょう。

気になった方は、ドーマンメソッドを取り入れて、家庭内でも子どもとできるだけ触れ合い、五感を刺激し、脳を発達させてくださいね。

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