これを読めば全てが分かる!【七田式教育】とは?

七田式教育とは、右脳を育てて記憶力を伸ばしていくことに重点を置いた教育方法です。胎児から高齢者まで受けられる教育ですが、本記事では幼児教育としての七田式教育をご紹介します。

七田式教育と聞くと素早くカードを幼児に見せて、記憶力を高める教育方法だと感じている方が多いでしょう。

確かに七田式の中には、素早くカードを見せていくフラッシュカードと呼ばれる教育方法があり、一般人が目にすると奇異な教育シーンに映るかもしれません。「うちの子には無理かもしれない」と感じる方も少なくないはず。

しかし、七田式の教育理念は「認めて、褒めて、愛して、育てる」ということです。本記事では、七田式教育を知りたい方に向けて、七田式教育の特徴やメリット・注意点などをお伝えしていきます。

目次

七田式教育とは

七田式教育のキャッチフレーズは「認めて、褒めて、愛して、育てる」というものです。右脳を鍛えて記憶力を伸ばすことに重点を置いています。また決して子どもを否定せずに、子供ができたら「認めて」「褒めて」あげます。

七田式教育の歴史は長く、60年の歴史を誇る教育方法で、現在は国内で200もの教室が存在し、海外でも17ヶ国の地域で用いられる教育方法です。

提唱者の七田眞氏は、幼児期に右脳を鍛えることで記憶力が格段に上がることを提唱しました。実際に0歳から3歳の子供は右脳が優位な時期です。

その時期に右脳を鍛えることで、左脳が優位になる4歳以降でも、上手に右脳を使える子どもになると七田式では考えられています。

そのため七田式では、大量のフラッシュカードを瞬時に幼児に見せて、右脳のもつイメージ力を素早くインプットし脳の処理速度を高めていくのです。

七田式教育の特徴

七田式教育の特徴は以下の通りです。

①能力を引き出すプログラム
②豊富な教材
③家庭に合わせて選べるサービス
④総合的なアプローチで確実に力を伸ばす
⑤七田式認定講師・スタッフによるサポート

七田式はさまざまなプログラムで子どもの無限の可能性を引き出してくれます。また、教材をネットショップなどで購入し手軽に自宅で始められることも特徴の一つ。

家庭の事情に合わせて、認定講師から教室で教育を受けられるパターンと、通信教育で七田式を習得していくコース、そして、豊富な教材を使い独学で七田式を学んでいくパターンの3つの方法があります。

また、七田式教育では特別な教育を受けた認定スタッフがサポートしてくれるため、安心して受講することが可能です。

七田式教育の3つのメリットと効果

七田式教育の幼児教育では、3つのメリットがあります。

・脳の処理速度を高める
・自己肯定感が高まる
・コミュニケーション能力が高まる

七田式の教育を受けることで、脳の処理速度が速くなり、右脳と左脳の連携が良くなると言われています。
また、愛情を伝えて、子どもを認めていく教育方法ですので、自己肯定感の高い子どもになる可能性も高いです。

そして、暗証・語彙力を高め、文章能力を高めるプログラムを受けることでコミュニケーション力の高い子どもになることも期待できます。

注意点

七田式教育の注意点は、この教育方法が本当に能力を引き出し、高めることができるという科学的な証明はできていないということです。

本当に効果があるのか?に関しては何一つ根拠がないのが実情です。
七田式教育を受けたのに、うちの子は計算が速くならなかった、記憶力が伸びなかった、などの結果になる可能性も十分にあります。

そもそも、子どもの能力は人それぞれですし、教育方法も何が適しているのかは子どもの個性によって異なると思います。
七田式を選んで本当に効果を実感できるのかの保証(科学的な証明)がないことが七田式の注意点です。

また、保証のないプログラムですが、意外に料金が高いことも七田式の注意点になります。七田式教育を選んでいくなら、これらの注意点に留意しましょう。

年齢別の教育方法

七田式の年齢別教育方法は以下のとおりです。ドッツカードやフラッシュカードが有名ですね。

ただし、これらの教育方法を行うことで必ずその能力が育まれ、出来るようになる確証は無いことには注意が必要です。

※ドッツカード…1〜50個の小さな丸がランダムに書かれたカードを子供に見せて、右脳で記憶させるもの。
※フラッシュカード…数字や絵が書かれたカードを高速で見せながら読み上げていくもの。

対象年齢教育方法
胎児・たくさん話しかける
・絵本の読み聞かせ、絵カードを見せる
・元気な赤ちゃんが生まれるイメージをする
・心地よい音楽を聴く
0歳・文字や数・言葉に触れさせる
・ベビーマッサージを取り入れる
・モーツァルトのBGMを取り入れて心を穏やかにし、脳を活性化させる
1歳・ドッツカードやフラッシュカードで右脳を刺激し、脳を活性化させる
2歳・紐通し、ハサミ、パズルなどで脳を刺激する
・記憶力トレーニング
・線を書くトレーニング
3歳・考える遊びを取り入れる
・プリント学習
・絵本の読み聞かせで主人公の気持ちを考えさせる
・ハサミ、ボタン、リボン結びなどで手先のトレーニングを実施
4歳・図鑑などで子どもの疑問に親子で取り組む
・知育玩具の取り入れ
・創造的な作業や工作などを実施
・読書
5〜6歳・文章を書く能力を育む
・自分本位にならないようにお話をたくさんする
・買い物ではお金を払う、公園ではゴミを捨てないなどの基本的な生活ルールを教える
※2022年3月

家庭に求められるコト

七田式教育で家庭に求められることは、とにかく子どもを認めて褒めてあげることです。答えが間違えていたとしても、努力を認めて、褒めることが次の行動に繋がっていきます。

愛情をもって子どもに接することが基本理念なので、できるだけ学習に挑む際にも親子で一緒に取り組むようにしましょう。
子どもに教材を与えて放置するのではなく、子どもの取り組みを見守り、できるだけ褒めてあげることが大切です。

もちろん、日常生活で間違ったことをした時には叱ることも重要です。褒めて・認めることが大事だからといって怒っていけないわけではありません。

七田式教育にかかる費用

教室で七田式教育を受けるにはそれなりの料金がかかります。教室に通う場合と、通信教育で教材を取り入れる方法がありますので、それぞれの料金を見ていきましょう。

《教室で七田式教育を学ぶ場合》
教室で七田式を学ぶ場合には、以下の費用がかかります。小学生以上の料金は異なりますのでご注意ください。

《幼児コース》

項目費用
入室金22,000円
受講費15,400円
教室維持管理費2,420円
教材費実費
※税込み価格
※2022年3月時点

《赤ちゃんコース》

項目費用
入室金0円
受講費5,500円
教室維持管理費0円
教材費実費
※税込み価格
※2022年3月時点

《胎教コース》

項目費用
入室金0円
受講費44,000円
教室維持管理費0円
教材費実費
※税込み価格
※2022年3月時点

《特別支援コース》

項目費用
入室金22,000円
受講費22,000円
教室維持管理費2,420円
教材費実費
※税込み価格
※2022年3月時点

《通信教育を使って家庭で学ぶ場合》
七田式の通信教育の費用は以下の通りです。

コース費用
胎教コース28,600円
幼児コース(年額)104,500円
※税込み価格
※2022年3月時点

《教材だけ購入して自宅で学習する場合》
教室に通うのも、通信教育で学習するのも費用的に少し高い…という方は自宅で学習する方法もあります。七田式の教材をネットで購入することも出来ますので以下をご参考下さい。

項目費用
七田式プリント14,300円
フラッシュカード35,640円
ドッツセット19,250円
国旗カード3,850円
さわこの1日(英語教材)11,000円
理科・社会科ソング3,520円
※税込み価格
※2022年3月時点

上記の他にも、七田式の取り組みを模倣した教材がAmazonなどでも購入できます。
格安で販売されていますので、気になった方はAmazonなどのショッピングサイトで「七田式教育」で検索してみましょう。

最後に

七田式教育は、右脳を活性化させて脳の処理速度を高めていく教育方法です。

人間は持って生まれた能力を発揮しきれていないと考えられており、七田式教育は潜在能力を高めることを目的とした教育方法。

もしあなたのご家庭の教育方針に合うようであれば、赤ちゃんのうちから七田式教育を実践して愛情豊かな幼児教育を実践していきましょう。

あなたの子どもが持っている能力を高めていけるといいですね!

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