赤ちゃんが生まれて、無事にママと一緒に退院の日を迎えると早速面倒を見なければなりません。
初めての育児だと何からすれば良いの?何に気をつけなきゃいけないの?ということが手探りです。
本記事では生後0ヶ月の赤ちゃんを見る上で絶対的に気をつけておきたいことをご紹介します。
原始反射は出来てる?
生後0ヶ月の赤ちゃんには、原始反射と呼ばれる現象が起きます。以下に原始反射の種類をご紹介しますので、ご家庭の赤ちゃんに該当するか確認してみましょう。
・吸啜(きゅうてつ)反射…赤ちゃんの口に手を当てたりすると乳首を吸うように音をたてて吸う反射です。
・側彎(そくわん)反射…うつ伏せの姿勢のまま赤ちゃんのお腹を持ち上げたて、脊柱付近を上から下にこするとこすった側へお尻が曲がる現象です。
・モロー反射…大きな音がしたときや、頭を急に落とすような動きをすると、赤ちゃんが両手を開いて抱きつくような動きをする現象です。(実際に頭を叩きつけないでくださいね。)
・自動歩行反射…赤ちゃんを抱っこして脇の下を支えて、足を床につけようとすると交互に足を動かして歩いているような動きをする現象です。
・把握反射…指を手のひらの上に置いてあげると握るような現象を指します。
原始反射は発達の目安にされている現象ですので、赤ちゃんがしっかり成長しているか確認する意味でもやってみるといいかもしれません。
げっぷのやり方
出産前後には、子育てについてかかりつけのお医者さんや産科医のかたから、授乳(もしくはミルク)をしたらゲップをさせて下さい、と言われた方が多いと思います。
これは赤ちゃんが授乳された際に空気を一緒に飲み込んでしまい、それを出してあげないと空気と一緒にミルクを出してしまうためです。
中には空気を一緒に飲み込まずに、ミルクだけを上手に飲める赤ちゃんもいますので必ずげっぷが出るというわけでは有りませんが、多くの赤ちゃんは空気を一緒に飲み込んでしまいようです。
げっぷを出させるには以下のような方法があります。
・縦抱きの状態で背中を下から上に擦ってあげる
・縦抱きの状態で背中をトントンと軽く叩いてあげる
この時期の赤ちゃんはまだ首が座っていないので、縦抱きをする時は赤ちゃんの頭を肩に乗せて固定してあげましょう。
もし、授乳後に上手にげっぷが出なかった場合には横向きにして寝かせてあげましょう。万が一寝てる間にげっぷがでても窒息する恐れがないので安心です。
沐浴はどうやって?
生後0ヶ月の赤ちゃんはまだ外出もなく、家の中でほとんどの時間を過ごしていると思います。
中には「外出もしてないし、暑くもないから汗もかいてないから毎日お風呂に入れる必要あるの?」とお思いの方もいらっしゃると思います。
しかし、実は赤ちゃんは新陳代謝が非常に活発で、皮脂の分泌も盛んです。目に見えないだけで体には汚れになるものが付着しているので可能であれば毎日洗ってあげましょう。(特に生後3ヶ月までは皮脂の分泌が多く、乳児性湿疹になりやすいので気をつけましょう。)
生後1ヶ月になるまでは、感染予防のためにご家族のお風呂に一緒に入れるのではなく専用のお風呂に入れてあげる方が望ましいです。ベビーバスを使われるご家庭が多いですね。
洗い方ですが、素手もしくはガーゼを使って赤ちゃんの全身を洗ってあげましょう。(沐浴布なるものも売ってますが、個人的にはガーゼで十分だと思います。笑)頭を洗う時はガーゼでも良いですし、指の腹で軽く擦ってあげるのでも大丈夫です。
まだ頭蓋骨も柔らかく、強く力を入れすぎると赤ちゃんに悪影響が出る可能性がありますので、優しく行いましょう。
赤ちゃんに使う石鹸(ボディーソープやシャンプー類)ですが、一概にこれが良いというものは有りません。というのも赤ちゃんによって反応がまちまちなためです。
一般的に売られているモノの中からまずは使ってみるのが良いと思います。ただし、筆者的には無添加のもののほうが良いかなと思います。
ボディーソープやシャンプーが赤ちゃんの皮膚に残ったままだと、肌荒れなどの肌トラブルの原因になります。
洗い残しが無いようにしっかりと流してあげましょう。
おへそは要注意!
赤ちゃんについているへその緒はそのうち自然と取れます。毎日消毒したほうが良いという声もあれば、特に消毒する必要は無いなど、病院によって方針が違うようです。
ただし、おへその状況は良く観察しましょう。もし次のような状態の場合はお医者さんに相談することをオススメします。
・じゅくじゅくしてる
・変な臭いがする
・おへそ周りが赤くなっている
通常、赤ちゃんのおへそが自然と取れるまでは乾燥していて上記の様な特徴は見られません。
もしこれらに当てはまる場合には赤ちゃんになにか異変が起きている(もしくは起こる前触れ)の可能性がありますので、お医者さんに相談しましょう。
SIDS(乳幼児突然死症候群)
乳幼児突発死症候群を聞いたことがありますか?これは、これまで元気だった赤ちゃんが眠っている間に突然死亡してしまう病気です。日本での発症割合は6,000〜7,000人に1人と推定されていて、特に生後2〜6ヶ月に多いとされています。
うつぶせで寝かせたほうが発症率が高いことが知られているので、特にうつぶせ寝を推奨されていなければ仰向けで寝かせるようにしましょう。
また、赤ちゃんが自分で寝返りが出来るようになるまではうつ伏せで寝かせた場合窒息してしまう危険性もあります。
こちらを考慮しても仰向けで寝かせるほうが良さそうです。
最後に
いかがでしたでしょうか?赤ちゃんの特徴やタイプは本当にそれぞれで、中々最適なものを見つけるのが難しいかもしれません。
でも共通してやったほうが良いことというのもあります。
あの時やっておけば・・・とならないように出来る範囲で取り組めるといいですね!